2016年07月10日

仮説思考 / 内田和成

仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法
内田 和成

東洋経済新報社 2006-03-31
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本紹介 from Amazon

「仮説思考」とは、情報が不十分だったり、分析が進んでいない段階でも、先に自分なりの「仮の答え」を持つという考え方だ。よく言われることだが実践するのは難しい。ボストン コンサルティング グループで長く活躍する筆者が自らの実践方法を説く。結論から先に考えることで、問題の全体像を素早くつかみ、正しい解決策を効率よく導き出せるという。

ビジネス書で「仮説」の重要性を説くものは少なくないが、中でも本書の特徴は、とにかく早く仮説を立てるなど「スピード」を重視すること。決断を早くするよう心掛けることで先見性が養われ、限られた時間を重要な問題の検証にあてられる。その結果、仕事の質も高まる。本書では「どうすれば早く良い仮説を立てられるか」、「仮説が正しいかどうかを、どう検証すればいいのか」などを、「化粧品の売上打開策」といったビジネスの現場でよく出会うような事例を基に解説する。

日本人はあらかじめ問題がはっきりしている場合には対処できるが、自ら問題を発見する能力が弱いと筆者は危惧する。ビジネスパーソンのみならず、IT関係者にとっても自らの行動を見直すきっかけになる指摘が多く含まれている。


オペレーション戦略でお馴染みの井手講師もお奨めの一冊。
確か伊藤羊一講師も読むべき3つの本の一つにカウントしていたような気がします。

前々から読もうと思いつつもグロービスに通学時代は日々のケースを読むのに時間を割いていたこともあり、
あまり読書ができていなかったので卒業してようやく読むことができました。笑

各方面の講師の方々がオススメして下さる理由は本書を読めばすぐにわかります。
経営判断にしろ、現場での決断にしろ、思考方法は基本同じで、
本書には数ある思考方法の中でも妥当な方法を丁寧に説明している、と私個人としては感じています。

どのような場面でも、検討するために必要な情報が全て揃っていることはありません。
また烏滸がましくも全て揃えるためには相当な時間が必要となり現実的ではありません。

そうした中で、いかに最適な決断ができるよう重要な情報のみをピックアップして用意できるのか、
また情報量が欠けている中でどのようにして決断をしていくのか、
そこで必要になってくるのが本書で説明されている「仮説を立てる」ということ。

仮説を立てることで 仮説に沿った情報を集めれば時間短縮になりますし、
仮説を掘り下げることで間違っていることも早期に見つけることができるので軌道修正しやすい。
網羅的に情報を集めるのは非効率だし、全て集まってから判断をしていては何事も遅過ぎます。

内容的に難しいものでもなくさくっと読めるので、
もしお時間がありましたら手にとってみても良いかと思います^^


参考:グロービス経営大学院でのMBA取得への道【書籍一覧】




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posted by ニーシェ at 14:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月24日

海賊と呼ばれた男 / 百田 尚樹

海賊とよばれた男(上) (講談社文庫)海賊とよばれた男(上) (講談社文庫)
百田 尚樹

講談社 2014-07-15
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一九四五年八月十五日、敗戦で全てを失った日本で一人の男が立ち上がる。男の名は国岡鐡造。出勤簿もなく、定年もない、異端の石油会社「国岡商店」の店主だ。一代かけて築き上げた会社資産の殆どを失い、借金を負いつつも、店員の一人も馘首せず、再起を図る。石油を武器に世界との新たな戦いが始まる。



海賊とよばれた男(下) (講談社文庫)海賊とよばれた男(下) (講談社文庫)
百田 尚樹

講談社 2014-07-15
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この男の生き様は美しい。本屋大賞の話題作。読まずに語るな。
愛する家族、社員、そしてこの国の未来のために。この奇跡のような英雄たちは、実在した。

敵は七人の魔女、待ち構えるのは英国海軍。ホルムズ海峡を突破せよ! 戦後、国際石油カルテル「セブン・シスターズ」に蹂躙される日本。内外の敵に包囲され窮地に陥った鐡造は乾坤一擲の勝負に出る。それは大英帝国に経済封鎖されたイランにタンカーを派遣すること。世界が驚倒した「日章丸事件」の真実。

若き頃、小さな日本の海で海賊とよばれた男は、石油を武器に、世界と対峙する大きな野望を持っていた。
「ゼロ」から全てが始まる。


知人の薦めがあったにも関わらず、グロービスに通っていた時はなかなか本を読む余裕がなく積ん読状態。
ケース課題を読む等でなかなか読書に時間を充てられませんでした。
しかしながら卒業とともに読書する余裕が出たので早速読み進めたのがこちらの「海賊と呼ばれた男」

小説を読んだはだいぶ久しぶりでしたが、かなりのめり込めました!!
何より驚きなのが これが現実の物語であるということ。
事実は小説より奇なりとはまさにこのことですね。

また石油という当時 注目されていなかったエネルギーに着眼し、
そこに全精力をかけた国岡鐡造の生き様は本当に美しい。
ビジネスマンとして一読の価値ありです。

上下巻ともに鐡造の決断力には舌を巻き学ぶことも多いのですが、
それ以上に私が感動したのは日田重太郎の深い懐と、それに応える鐡造の漢気。

まだ若輩だった鐡造に対し、大金を投下し
失敗したら一緒に乞食をやろうと飄々と笑う日田重太郎さんと、
その想いに応え、そして下巻でのやりとりには目頭が熱くなりました。。。

日章丸がイランを目指す下りも感動しましたが、私の最もオススメなポイントは日田さんです。笑

文庫で上下とあり、ページ数としては800ページ近いのですが、
面白いのですぐに読めてしまうと思います。
お時間があれば是非に読んでみてください^^


参考:グロービス経営大学院でのMBA取得への道【書籍一覧】

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posted by ニーシェ at 20:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月15日

ザ・プラットフォーム / 尾原 和啓

ザ・プラットフォーム―IT企業はなぜ世界を変えるのか? (NHK出版新書 463)ザ・プラットフォーム―IT企業はなぜ世界を変えるのか? (NHK出版新書 463)
尾原 和啓

NHK出版 2015-06-09
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「人類の未来とプラットフォームのあるべき姿を語った名著です」(LINE元社長 森川亮 氏)
アップル、グーグル、フェイスブック……
今や国家や社会の基盤に成長した巨大IT企業を動かす基本原理は何か?

わかりやすい語り口に定評のある『ITビジネスの原理』の著者が、「共通価値(シェアード・バリュー)」をキーワードにプラットフォームを展開するネットサービスを根本から解説。超国家的プラットフォームの登場で激変する世界を見通す!

【マッキンゼー、Google、楽天、リクルートなど11社を経験して見えたこと】
・Apple vs Google 本当の勝者は?
・Facebookは世界の何を変えているのか?
・Amazonより楽天の品ぞろえがよいのはなぜか?

この原理を知らずして、今や世界は理解できない。


久しぶりの書籍紹介。
昨年後半は3科目取っていたこともあって、ケース課題に追われ読書があまりできていませんでした。
でもこれからは再び読書をしていきたいと思います!

その最初の一冊目がこちらの「ザ・プラットフォーム」
こちらはネットビジネス戦略という科目を選択されている御方や、
これからネットサービスを構築したい御方にお奨め。

プラットフォームとは何か、から始まり、
世界の名だたるプラットフォーム事業者、GoogleやApple, Facebookなどの例に触れながら深め、
日本型のプラットフォームの例として楽天やiモード、mixiなどを取り上げている。

個人的に面白かったのはmixiの凋落について。
もちろん一世を風靡したmixiには著書は敬意を表してますし、
絶大な人気を誇った過程、ラダー設定の秀逸さを本書を通して学ぶことができますが、
一方でなぜTwitter, Facebookにユーザが流れて行ってしまったのか。
この観点はプラットフォームに携わりたいと思っている人であれば学べることはあると思います。


ラダーとは「はしご」のことです。ミクシィというサービスを使うにあたり、ユーザがはしごを登るように、最初は気軽に行えることから始めてもらい、徐々にプラットフォーム運営者が望む行動をしてもらうように自然に誘導すること。(P192)


ネットビジネス戦略でもラダーに近い考え方を学べます。
プラットフォームをどう拡大させていくのか。
ユーザの承認欲求を捉えながら、プラットフォームへのリテンションを高めていく。

その導線設計はプラットフォームで事業を行いたい人にとって重要なポイントなのではないかと感じます。

あともう一つ興味深い話としてはAKB48の話と連歌の関連性について。
連歌とは平安時代後期の貴族が編み出した和歌の遊びですが、
そのエッセンスと、AKB48ないしアイドルたちの本質が近しいという論点は大変刺激を受けました。

歴史に学ぶ、改めてもっと歴史を深めて知りたくなりましたね。
詳しくは是非とも本書をお読み下さいませ^^


参考:グロービス経営大学院でのMBA取得への道【書籍一覧】

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posted by ニーシェ at 01:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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