2014年11月15日

人材マネジメント DAY1


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サイバーエージェントver.321ページ

<<テーマ:なぜ人材マネジメントが必要なのか>>
急成長企業における人材マネジメントの変遷を題材に、企業経営において人材マネジメントが果たす役割と、基本的なフレームワークを理解する

2014.10.11(土)
10月期で受講する一つの科目は「人材マネジメント」
私は未だかつて人系に関する勉強をしてきませんでした。
しかしながら会社での評価・報酬制度や人材活性化について疑問を感じていることもあり、
その疑問を紐解く鍵があるのではないかとこの「人材マネジメント」の講義を非常に楽しみにしていました。

その初回授業に出てみて感じたのは、早くも自分の疑問を一つ解消してくれました

どんな疑問かというと、「正当な評価とは何か」ということです。
恐らく多くの社会人の方々が感じているかと思いますが、自分への評価は不適切ではないか、という点。
自分は頑張っているのになぜ評価に結びつかないのだろうという疑問。

うちの会社は能力主義という話があります。
でも例えば誰もできないミッションをこなし、本部長から「奇跡」と言わしめた実績を出しても、
ほとんど評価されることはなく「A」なんてつくことはありません。(A-もありません)

これはケースから学んだのではなく、講師の御方から教えていただいた内容ですが、
雇用形態がその解であり、雇用形態には【ジョブ型】と【メンバーシップ型】の二つが存在しています。
この概念については濱口桂一郎さんの「若者と労働 「入社」の仕組みから解きほぐす」という本が詳しいので、
こちらの本も読んでいただければと思いますが、

ジョブ型:欧米の雇用形態。パフォーマンスに対し対価を支払う
メンバーシップ型:日本の雇用形態。会社の一員だから対価を支払う

といった違いがあり、メンバーシップ型の場合はパフォーマンスにはよらないのです。
この話には本当に目から鱗でした。

どちらが良い悪いではなくどちらにもメリットデメリットが存在します。
ジョブ型の場合だと仕事に対しての対価ですが、仕事が悪いもしくは仕事がなければ解雇です。
メンバーシップ型は仕事がなくても配置変換(転勤含む)で対応してもらえるなどの終身雇用制度であり、
そのおかげで経済的破綻者も他国と比べ少ないが、
ジョブ型のアメリカと比べると生産性は半分で日本は長時間労働世界No.1 だったりします。

うちの会社は完全にメンバーシップ型。
ものすごい大きなプロジェクトを失敗してもお咎めは無く、
逆にどんなに成果を出しても給与が劇的あがることはありません。
仮に評価で「A-」が取れたとしても「B+」と比べて10万そこそこしか変わりません。
(ちなみに以前上司に言われたのは、新規アプリを企画しリリース、さらにユーザが100万人つけたら「A-」。。)

システム投資だなんだかんだで数千万単位、億単位での金額は拠出しますが、
従業員の10万円はなかなか出してもらえないのが現状です。
それもつまりはメンバーシップ型ゆえだと非常に納得できました。

これはとにかく大きな気付き。
きっと今後は給与に対し文句を言う頻度が少なくなることでしょう。笑

他にも講師の教えとして様々なことを学んだのですが、
人間を二つの視点から把握するというお話も納得感があって大変腑に落ちました。

それは「感情的側面」と「理性的側面」があるのですが、感情的が90% 理性的が10%であると。
セブン&アイホールディングス鈴木 敏文CEOも、経営は心理学と統計学と仰られているそうです。
理屈だけで通るものではないというのは、本当にその通りですね。

感情と理性の二つの間にある学問が 行動経済学であり、こちらに関する書籍も薦めていただきました。

ケースからの学びとしては、「HRMは経営戦略と密接に繋がっている」ということ。
これも教えてもらってなるほどと肚落ちしました。
マクロ経済や業界・市場の変化も踏まえて会社は戦略を時に柔軟に変更する必要がありますが、
合わせて戦略に沿った人材を社内に取り込むため、もしくは育成するためにHRMも変化させなければなりません。

こうした発想は今まで考えたことも無かったので、どれも目から鱗。

ホント 人材マネジメントの講義が面白いです!
ケースでの学びもそうですが、講師から教えていただける一つ一つの知見が極めて濃密で興味深い。
今までやってこなかった分得られる知識も多いので、自分の知識欲を非常に満たしてくれます^^

DAY1にして早くもオススメ講義です。笑

(参考)
nippon.com【「ジョブ型正社員」と日本型雇用システム】

(参考2)
若者と労働 「入社」の仕組みから解きほぐす (中公新書ラクレ)若者と労働 「入社」の仕組みから解きほぐす (中公新書ラクレ)
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活、ブラック企業、限定正社員、非正規雇用……
様々な議論の中でもみくちゃになる若者の労働問題。
日本型雇用システムの特殊性とは?
そして、現在発生している軋みの根本原因はどこにあるのか?
労働政策に造詣の深い論客が、雇用の「入口」に焦点を当てた決定版。
感情論を捨て、ここから議論を始めよう。



合わせてオススメしていただいた本書も以下に掲載しておきます。

マネジメントの世紀1901~2000マネジメントの世紀1901~2000
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参考:グロービス経営大学院でのMBA取得への道【人材マネジメント 時間順 記事一覧】

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posted by ニーシェ at 21:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | 人材マネジメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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