2015年11月05日

観想力 / 三谷宏治

観想力 空気はなぜ透明か観想力 空気はなぜ透明か
三谷 宏治

東洋経済新報社 2006-10-20
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本紹介 from Amazon

「つまらない答えや仮説は聞き飽きた!」

アクセンチュアの戦略グループ統括エグゼクティブパートナーだった著者が真のブレークスルーにつながる戦略コンサルタントの発想法を解説する。
物事をいかに観るか、そのポイントが視点、高さが視座、見透し方が切り口だ。これらを物事を正しく理解し見透す力として「観想力」と名付けよう。大きく広く物事を見て、本質を見抜き、発想を大きくジャンプさせる。そこにしかおそらく、次の時代への突破、ブレークスルーはない。自由で正しい視点・視座・切り口を持つために、貴方の中の隠れた常識、思考の檻を破壊する。そこでの最初の問いが、「空気はなぜ透明か」だ。



10月期に選択しているイノベイティブ・ストラテジーという科目の課題図書。
DAY1までに読む3冊のうちの1冊で且つ、DAY2の課題にも食い込んでいる1冊。

思考の幅を広げるのにとても良い本だと感じました。
経営コンサルタント業に長く従事している筆者だけに、様々なビジネスモデルで事例を紹介してあり、
その解説だけでも一読の価値があるように思います。

個人的にぐっときたフレーズは120ページの以下。


キーワードは「ヒューリスティック・バイアス」だ。人は通常、見たいように見、聞きたいように聞き、考えたいように考える。自らの常識を疑い、知識ベースを拡大し、バイアスを除き、新しい発想や正しい答えを得る努力をしよう。(P120)


とても当たり前の話ではありますが、改めて文章として読むことで再確認。
自分ももちろんそうですけど、上司・先輩・後輩、誰もがバイアスを持っている。
そのバイアスに補正をかける様なプレゼンを心掛けなければ承認は得られない。

もう一つぐっときた一文。
これは是非 会社の上層部とか経営層に読んでいただきたい。


「強み」は「活かす」のではなく「創る」もの

「今の我々」がすべきことは何だろうか。その「今の強み」を使って短期・局所的な闘いに勝つことだけなのだろうか。いや、違う。
「今の我々」が成すべき最大のテーマは「次の強み」を創り出すことだ。未知の大市場に向かって、そこでの武器を創り出すことだ。それは単なる「強み弱み分析」からは出てこない、困難に立ち向かう将来戦略だ。(P93)


これは現在 新規事業提案をミッションとして動いている自分にとっては刺さりまくる言葉。
これからの成長産業に対し仕掛けて待つ必要がありますが、
その仕掛けに対し自社の強みがなければ諦めてしまうのではなく、強みを創り出さなければならない。

自社の強みを活かせとか、シナジーを考えろ、リスクが少なく短期で結果が出せるもの、等々
ご指摘いただくことが多いのですが そういうのを統合すると今の事業から離れることは不可能。
成熟した市場から大きな成長を得ることも出来ず、5年後の目標値なんて叶う訳もない。

なのでお偉いさんのご意見をどうかいくぐるかに意識がシフトしていましたが、
やはり 来る世界から逆算して、強みを創り出して仕掛けて待つべきだと説得していくのが会社のため。
そう覚悟を決めて粘り強く今の事業アイデアを説得させていたきたいと改めて思いました。


本書では他にもHONDAのオデッセイや、ナルミヤのエンジェルブルーキッズの事例など
個人的に面白いと思えた話も多いので、講義を選択していない人も手に取って読んでみて下さい^^


参考:グロービス経営大学院でのMBA取得への道【書籍一覧】




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posted by ニーシェ at 01:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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