2015年09月29日

運は創るもの / 似鳥昭雄

運は創るもの ―私の履歴書運は創るもの ―私の履歴書
似鳥 昭雄

日本経済新聞出版社 2015-08-26
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本紹介 from Amazon

こんな『私の履歴書』見たことない!
度胸と愛嬌さえあれば、人生はなんとかなる。短所あるを喜び、長所なきを悲しめ--。本書は23歳でニトリ家具を創業し、28期連続増収増益、日本一の家具チェーンに育て上げた、似鳥昭雄氏の波瀾万丈の一代記です。大きな話題を呼んだ日経新聞連載を大幅加筆し、書籍化しました。
本書には、引き揚げ者住宅での極貧生活、イジメ、ヤミ米販売、カンニング未遂、家出に始まり、23歳での起業、営業部長による商品横流し、拓銀・山一の破綻など、波瀾万丈のエピソードが次々と紹介されます。
一方で、社員に明確なビジョンと経営目標を示し、他社よりも5年先んじ、とるべき施策を一つずつ実行していく、したたかな名経営者としての姿も随所に描かれています。創業経営者の自伝の範疇を超え、人生論・冒険譚としても読んでいただければ幸いです。
仕事で失敗したり、思うような結果を出せなかったりすると、人は「私は運が悪い」と考えがちだ。確かに運も大きい。私自身、ここまでニトリを成長させることができたのは80%が運だと思っている。だがそれは偶然の産物ではない。「運は、それまでの人間付き合い、失敗や挫折、リスクが大きい事業への挑戦など、深くて、長く、厳しい経験から醸成される」というものでもある(「はじめに」より)


会社の新しい上長からお借りして読んでみました。
10月期に選択している、イノベイティブ・ストラテジー、マーケティング2、
パワーと影響力の3科目の課題を一先ず置いておいて、本書から先に着手。
(調べたら10/10までにケース99ページ、読書課題3冊914ページ分を課題として与えてもらってます)

本書は「お、値段以上、ニトリ」で有名な家具屋さんニトリ社長の自伝。
28期連続の増収増益を成す上場企業を一代で築いた似鳥さんですが、冒頭の生い立ちには衝撃を受けざるをえません。

孫正義会長の生い立ちにも衝撃を受けましたが、似鳥社長もなかなか。
ひもじさや寒さの他、学友からのいじめや 守ってくれるはずの家族さえも手を差し伸べてくれない、
そんな過酷な幼少期でありながらも折れずに乗り越えてきた。

大きく成長する企業の創業者は、そのような環境によって強靭なメンタルを培っているのかもしれませんね。

そんな似鳥社長が経営するニトリは、まさに試行錯誤の会社でした。
後先は考えない、直感を頼りに立地選定や進出地域を決めていたりする。
そしてニトリの成功法則を当てはめてみて、ダメだったら別の方法を考えるか撤退する。
その繰り返しのように私は思いました。

でもそのやり方は私としても正しいと思います。
リスクばかりを考え失敗しない確率を下げるために入念な準備をしていると、
その隙に競合が先手を打つなどで、同時に成功確率も下げているというケースが自社含め散見される。

サントリーの「やってみなはれ精神」のように、
ある程度の成功確率が見えたらすぐにやってみて、
ダメだった部分を修正しながら成功確率を上げていくスタイルが良いんだろうな。

特にIT業界では先読みが不可能過ぎて、新規事業提案時の収支計画の信憑性がすごく低く感じます^^;
一応 獲得ユーザがどれくらいで、システム開発費等のコストを差し引いて・・・のように
ロジカルに説明できるようにしていますが、不確定要素が強過ぎます。

事業計画はほとんど作らないというLINE元社長・森川さんの発想と同じように、
不確定要素や先行きの不安を楽しむ余裕を持ち、ダメな点を修正していくスタイルが現代に合っている気がします。

もし自分が会社を興すのであれば、そうした点には注意していきたいと思います。

本当波瀾万丈な人生を歩まれている似鳥社長。
そんな社長には渥美俊一先生というメンターがいます。

チェーンストア研究団体「ペガサスクラブ」を設立し、チェーン経営に関する指南を自らするのですが、
その渥美先生の言葉のいくつかが個人的には激アツでした。


先生は「ウサギより亀が勝つ」というのが口癖だった。「賢い奴は慢心するし、できると怠けたりする。素直に柔軟にコツコツやるのが大事だ。鈍重たれ」と話していた。(P166)


スロースターターで且つスタートダッシュが遅く要領の悪い自分でも、
唯一人より勝っていると自負しているのが「継続力」。
時間計測や家計簿等、やると決めたことは習慣化して続けることができます。
そんな自分にとってはとても力をいただける言葉です。
素直に柔軟にそして愚直に自分が目指す未来に向けて自分のペースで取組み続けていきたいと思います。


「成功体験など現状を永久に否定して再構築せよ。守ろうと思ったら、衰退が始まる」
「ばくちを打つな」
「上座に座るような宴席には行くな。常に下座で自らついで回り、先人から学べ」
「誰よりも早く新聞を読み、頭に入れて、その情報を誰よりも早く発信しろ。経済新聞はもちろんのこと、地元紙、全国紙まで目を通せ、専門誌、週刊誌、月刊誌も暇さえあれば読み、良い記事は切り抜け」
「酒を呑んでも何してても、365日24時間考えろ」と口を酸っぱくして語っていた。(P174)


すごくいいですね。
大量のインプットに止めない思考。
多いに刺激になりますし、そうありたいと思える内容でした。

他にも様々な名言や、さらには本書の巻末に似鳥社長の(かな?)プロフェッショナルの心得帳なるものがあり、
150の指南の中から50項目が選ばれ記載されています。

これがまた素敵な学びになりますので是非一度読んでみて下さい。

参考:グロービス経営大学院でのMBA取得への道【書籍一覧】





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posted by ニーシェ at 22:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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