2014年12月21日

稲盛和夫の実学 / 稲盛和夫

稲盛和夫の実学―経営と会計稲盛和夫の実学―経営と会計
稲盛 和夫

日本経済新聞社 2000-11-07
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本紹介 from Amazon

本の帯に「会計がわからんで経営ができるか!」と印刷されている。
会計というとつい「勘定が合えばそれで良い」「会計は専門に勉強した特定の者にしか理解できない」という感覚にとらわれてしまう。特に経営者は「利益追求=売上追求」と考えてしまい、会計をおざなりにしてしまいがちなのではないだろうか。そこを著者は自身の経験からなる「経営学」と「会計学」を結びつけてわかりやすく説明している。経営に役立つ会計とはどうあるべきか。事業を安定軌道に乗せようと思うのなら、数字に明るく、しかも「安定性」を持続する会計でなくてはならない。安定は、「儲け」のなかから出てくるということも覚えておく必要がある。「儲け」るためにはどうすればいいのか。
その答えを導き出した著者が「なぜ」という言葉に徹底的にこだわり、追求する人だということが、この本を読み進めていくうちによくわかってくる。「簿外処理は一切許さない」「ディスクロージャーを徹底する」という一見当たり前の議論ながら、そこはさすがカリスマ性に富んだ著者。具体例を交えての論述には説得力がある。
「経営のための経理である」という「実学」は、経理を専門に勉強してきた人にとっては「目から鱗」の思いをするだろう。会計学とは経営哲学と完全に合致する理原則であることをあらためて認識させられる。


アカウンティング2のDAY1でオススメされた本。
アカウンティング2のレポートもちょうど 本書著者である稲森和夫さんが興した京セラであるため、
レポート課題の参考図書としてオススメしていただきましたが、
レポートがなくても本書は読んでおくと良いと思います^^

随所にグロービスの教材でも引用されているフレーズがあるのもさることながら、
特に後半の、一般の方々からの経営に関する質問を稲森和夫さんが回答する箇所はリアルな考え方が見えて
とても勉強になりました。

二部構成となっており、第一部では、経営のための会計学を実践していくために必要な7つの基本原則を、
「実践的基本原則」として紹介していきます。
後半の第二部では前述の通り経営問答。

基本原則は以下7つ。
詳細はぜひ本書を読んでいただきたいのですがタイトルだけでも いつでも目にしておきたいフレーズです。

1. キャッシュベースで経営する【キャッシュベース経営の原則】
2. 1対1の対応を貫く【一対一対応の原則】
3. 筋肉質の経営に徹する【筋肉質経営の原則】
4. 完璧主義を貫く【完璧主義の原則】
5. ダブルチェックによって会社と人を守る【ダブルチェックの原則】
6. 採算の向上を支える【採算向上の原則】
7. 透明な経営を行う【ガラス張り経営の原則】

私が経営者になる日が来たら、改めて読み直してエッセンスを確認したいところです。

合わせて本書の中で私がぐっときたフレーズを2つ紹介。


自分で自立していくという力がありませんと、銀行は融資してくれません。自分で雨をしのげる人にだけ銀行は傘を貸すのです。(P168)


このフレーズはまさにその通りであり、
さらに某経営者の方々と新規事業についての議論をしていた時に、
「いざとなればお金は借りれる」というフレーズがどうしても引っかかっていた私としては、
それを代弁してくれている名フレーズで大変 肚落ちしました。


「人の心をどうとらえるのか」が、一番大事(P180)


このフレーズもセブンイレブンの鈴木敏文会長の名言
「現代の消費は経営学ではなく、心理学で考えなければならない。」
と共通する考え方であり、偉大な経営者達が人の心を考えていることがとても印象に残っています。

書籍は著者と対話できる数少ない方法なので、
今後も多くの著者の考えを吸収していきたいですね^^


参考:グロービス経営大学院でのMBA取得への道【書籍一覧】




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posted by ニーシェ at 21:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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