2014年04月26日

「社会調査」のウソ / 谷岡一郎

「社会調査」のウソ―リサーチ・リテラシーのすすめ (文春新書)「社会調査」のウソ―リサーチ・リテラシーのすすめ (文春新書)
谷岡 一郎

文藝春秋 2000-06
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本紹介 from Amazon

数字は、それだけでもっともらしいイメージをかもし出す。「働く女性の6割、職場で性的被害」「自衛隊『必要』84%」「ヤクルトが優勝すると経済成長率低迷?過去4回の平均2%」…。へー、そうなの?しかし、なんだかなあ。
「社会調査の過半数はゴミだ」と、社会調査論を専門とする著者は言いきる。誰が、何のために、ゴミを作るのか。その手口を見抜き、ゴミを減らすにはどうしたらいいのか。この本は、豊富な例をさまざまな角度から検証することによって、社会調査を解読する能力(リサーチ・リテラシー)を基礎から鍛えてくれる。解説されるリサーチ上の過ちは20種以上。読み終えたあなたは、もはや素直ないい人ではなくなっているだろう。新聞を開くたびにツッコミを山ほど入れずにはいられない体質になるのだ。
でたらめな社会調査をまき散らす学者、政府・官公庁、社会運動グループ、マスコミをグサグサとやっつける少々過激な記述も笑えて痛快だ。その実これは志の高い、社会科学の入門書、正しい啓蒙書だ。批判にとどまらず具体的な提案もある。社会調査という穴をコツコツ掘っていたら、この国の抱えるシステムの問題があらわになってしまったのである。
それにしても、なぜこんなことを見過ごしていたのだろう。私を含めて「方法」というものに無自覚で無知な大人たちが構成している社会って何?と、目まいを覚える。


ビジネス定量分析の講師にオススメいただいた本。
講師の方も仰られていましたが、文体がちょっと攻撃的で 気に触る事があるかもしれません。

新聞記事やネットには根拠を示すために多くの数字が使われていますが、果たしてその数字は正しいのか。
アンケート調査でも、答える人は適切なのか、回答者数は確保できているのか、
アンケートの質問の仕方は正しいのか、誘導していないのかなどなど、
そういった諸々の確認点をクリアしなければ 表示されている数字は有効ではなく、根拠として有意ではなくなります。

そうした数字に対する目を養う事が 本書の目的となります。

本書を読むと本当に世の中の多くのデータに対してしっかりと疑問を持てるようになります。
本書は様々な実際の事例を元に、何がデータとして良くないのかを説明してくれる。
言葉遣いはともかくとして、学びは非常に多かったと思います。

後半では理想的なサンプリングの条件を載せてくれているので自分の勉強も兼ね転載。


理想的な検証ができるサンプリングの4つの条件(P186)

1. 十分な数がある(※十分であるための数は検証内容で変化する)
2. 母集団が一般的に定義されている
3. 回収率が高い(60%以下だとバイアスの存在を意識)
4. 確率標本である(下記2つの条件のいずれかを満たす)
 4.1 初期条件において、母集団のどの一人も同じ確率で選ばれる抽出方法であること
 4.2 初期条件において、母集団のどの一人も最終結果に対し同じ影響を与えることが担保されている抽出方法であること


これらを満たせばデータとして有意と考えられます。
逆に自分自身がデータを根拠とする場合はこれらの条件を満たす必要があります。

本書ではより詳細な説明があるので、ご興味があればぜひ本書を読んでみてください^^
データを扱う職種であれば是非とも読んでいただきたい。

世の中ではビッグデータが流行っており、データ分析を行う方々が増えていると思いますからね。

私もこの本を読んで少し見方がわかったので、
数字に惑わされることがちょっと減ったように思います:-)


参考:グロービス経営大学院でのMBA取得への道【書籍一覧】




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posted by ニーシェ at 18:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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